高知県立牧野植物園はお散歩に最適だった

日本一周旅

国内46都道府県の旅をしています。
この記事はその旅の記録ですが、どなたかの参考になると幸いです。
牧野植物園には2024年6月8日に訪れ大変よかったのでお知らせします。

入館!

植物園は小高い丘の上みたいな場所にあります。
登る道(車道)は基本一方通行なので広い道ではないですがちょっと安心…。
駐車場も広いのでとめられないということもなさそうです。
駐車場に止めたら本館もしくは中門(入場口)から入場します。
私は本館から入場しましたが、こちらは入り口までの道が土佐の植物生態園になっていて、入館前からちょっとした散策が楽しめます。

牧野富太郎記念館 本館

ここにチケットブースがあるので入館券を購入し中に入ります(JAF割引がありました)。
この植物園は高知出身の植物学者、牧野富太郎博士の業績を顕彰するために開園した場所だそうです。
なので博士や高知ゆかりの植物がたくさん植わっているそう。
この建物は中央が吹き抜けになっていて開放感のある木造の建物ですが、建物自体がとっても美しいです。上から見たい…
建築家の内藤廣さんが設計した建物とのことです。
私が行った日には企画展示の「サボテンと多肉植物展」をこの建物内で開催しており、珍しい多肉をみることができました。
鉢植えにぎゅぎゅっとふっくらした多肉が植わってるのso cute…
サボテンの販売も行っていたようです。
他にも図書室、五台山ロビー、アトリエ実習室、映像ホールなどがあるとのこと。
園内何か所かに図書室があるのもいいですよね…。長時間滞在できる時にはゆっくり読書も楽しそう…。

ぷにっぷにしてそうな多肉。阿寒湖は北海道の湖。

こんこん山広場・ふむふむ広場

この二つは2019年に拡張整備してできた場所だそうです。
こんこん山は山とつくようにすこし小高い丘のようになっています。
東屋や展望台があり、そこから市街や海を一望できます。
ふむふむ広場は植物園なのに畑をみることができるちょっと変わったエリアです。
この二つの広場は飲食可のマークがついていたのでちょっとしたおやつや軽食を持って行って花をみながらのんびりすることができそうです。
芝生の広場になっていますのでコロコロするのも気持ちよさそう…
飲食可のマークはここのほかに芝生広場、階段広場、少年広場がありました(今回わたしは行けてないです)。

こんこん山広場の東屋から見える市街。なんかかわいらしいお花がたくさん咲いてた。

牧野富太郎記念館 展示館

こちらは牧野富太郎博士についての常設展示室があり、牧野博士の生涯の展示と体験型展示がありました。
牧野博士は日本の植物分類学に大きく貢献した方だそうです。
(本草学の人なのかな…?って思ったんですけど。本草学ってワードは見かけなかった)
牧野博士の少年期から晩年までの年齢期ごとに分かれた展示室があり資料が展示されています。
(そこにある木の椅子と、植物の蔦でできたペンダントライトの照明がめちゃめちゃ素敵なので、どうか展示だけでなく建物も見てください…是非…)

この椅子とランプがむちゃ素敵…。ほかにも館内装飾的にかかってる道具とかも素敵…。

そこから階を降りると高知県の植物や自然についての展示がありました。
断面が見えるようになってる丸太が置いてあって、何の木か当ててみよう!みたいなクイズになってるやつがずらっと置いてあるんですが、ヒントも結構しっかり書いてあるけど全然わからなかったです。
そもそも知らない名前の木がいっぱいある…。
植物も学んだら面白いんだろうけど今はまだ自然がいっぱいでいいねえ、って言って歩いてるだけになってます。
いつかもっと興味が高じたら勉強してみたいです。

たくさんの採集物。でけえ種もある。

温室

どこに行っても建物がめっちゃいいしか言ってないのですが、ここもまためっちゃいいです…。
入り口がみどりの塔という洞窟をイメージした塔になっていて、天井がなく服抜けになっています。見上げると壁に茂る緑と空が丸く見えて急に別の世界…
高さが9メートルもあるそうです。

きっとどんどん成長して壁も覆っていくんだろうな…

温室の中に入ると異国を感じるうっそうとした植物がたくさんありますが、ゾーンで乾燥帯、水辺・湿地、ジャングルといろんな地域の植物がありました。
温室だけではないんですが、植物につけられた名前のプレートに「咲いてます」とか「実ってます」とか書いてくれるの親切。
意外と見落としてしまうので…。
ハスの葉を裏から観察できるガラス張りになった池を下からのぞきこめる場所もありました。

水場もある。温室の異国感すごいよな…。

園内散策路

園内普通に歩きやすい通路っとい所と、なぜか「お遍路」って書かれてる小道がありました。
(別にお遍路さんが本当にここを通るわけじゃない、よな…?)
通路のほうは比較的歩きやすく整備されてて脇に植わってるのも華やかなお花(私が行ったときはアジサイがたくさん咲いてました)が多い印象だったんですが、お遍路って書かれてる小道は割と通路も狭目で足元しっかり見てないとちょっと躓きそうな感じの石畳になっている印象でした。そしてこっちは森の中みたいなうっそうとしたところ。
私はどちらも大変楽しかったのですが、その小道も含めて全部の通路を歩きつくそうと思うと結構時間がかかりそうです。
どちらの通路もそれぞれのうまみがあって楽しかったです。
小道も含めすべての道がちゃんと地図に載っていて迷うことはありませんので、安心してちょいと小道にそれてみてください。

ちいちゃいお花のポンポン…かわいいねえ…
こっちは花冠みたいでかわいいねえ…。
小道に入ると森。道はちゃんとあるので問題なく歩けます。

ミュージアムショップ

牧野富太郎記念館本館と植物研究交流センター3Fの2か所にあります。
私は植物研究交流センターにある牧野ミュージアムショップサクラに行ってきました。
牧野博士の植物図や博士の研究道具をテーマにしたオリジナルグッズや博士ゆかりの植物のお茶など、可愛くかつ面白いものがたくさんありました。
オリジナルブレンドティーがパッケージも可愛く他ではあまり見たことのないお茶だったので、お土産にいいかもしれません(お茶としてはちょっと高価)。
前提ばさみやルーペがグッズになっているのも珍しい…。
その他にも高知の企業さんがつくっているものも取り扱っていて、私は一目ぼれしてしまったフレグランスミストを購入しました…、木の枝が入っててすっごくかわいくって…

おわりに

ここでは時期によってさまざまなイベントも開催しているようです。
ちょうど行った日は閉園後の時間にコンサートをしたりなどのイベントも行っていました。
閉園後の植物園で音楽が聴けるなんてめちゃ贅沢~!!
(こちらは事前予約のため見ることはできませんでした。)
他にもワークショップや植物解説などもあるので興味があれば調べてから行くと良いやもです。
私は知らなかったのですが、NHK連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなっているのが植物学者・牧野富太郎さんなんですね。
園内各所に「らんまん」の表示がありなんだろなと思っていたのですが、おそらく番組中に登場した植物だったのでしょう。
ドラマを見ていればまた違った楽しみ方もできそうです。
入園したのが閉館1時間前だったので隅々までまわることができませんでしたが、園内も広く、お散歩に最適な場所でした。
ピクニックができる飲食可能広場もありますので、長い時間ゆったりのんびりするのが楽しそうです。
ただ、園内通路などにはベンチ的な座れる場所は見かけなかったので、座って休憩するにはどこかの館に行く必要がありそうです。あるいはピクニック芝生。
行った日はあいにくお天気もそんなに良くなかったので、是非またゆっくりと来たいなあと思いました。

本日は以上です。

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