とらまるパペットランドは大人も楽しい劇場だった!

博物館

国内46都道府県の旅をしています。
この記事はその旅の記録ですが、どなたかの参考になると幸いです。
2024年5月31日に香川県のとらまるパペットランドで遊んできました。楽しかったのでご紹介します。

入場!

とらまるパペットランドはとらまる公園という公園の中にある人形劇場、ミュージアム、児童館の3館を併せてそう呼ぶようです。
日本で唯一の人形劇のテーマパークなんですって! 確かに人形劇のテーマパークって聞いたことないもんな。
1館ずつの入場券とセット券がありますので、入りたい館のチケットを購入します。セット券のほうが少しお安いです。
私はとらまる座とミュージアムのチケットを買いました。

人形劇場とらまる座

とらまる座は西日本有つの人形劇専門劇場かつ日本でも数少ない公立の人形劇場です。
全国の人形劇団を呼んでほぼ毎週末公演を行っているそうです。
なんと年間で100公演以上!
週末ふらっと劇場に行けばいつでも公演をみられるなんて、これはすごいことですよ…
館内に入ると左右どちらからも場内に入れるのですが、その通路のところに過去公演で使用された人形がショーケースに飾ってあります。写真OKでした。
劇場内は舞台に対して前面に作り付けの客席があり、250名ほどのキャパがあるようです。
しっかり段がついているのでどこに座っても見やすいですが、装置の関係では横が見切れることもありそうです。
見切れがあるかどうかは劇場の方がアナウンスしてくれるのでそれも踏まえて席に座るといいと思います。
ちょっとした小劇場よりも全然大きいですが、平日なこともあってかお客様は少なめでした。

私が訪れた5月31日は金曜日でしたが、京都の人形劇団の糸あやつり人形劇団みのむしさんが公演を行っていました。

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あらすじ

地域の幼稚園児(保育園かも)たちが一緒の回でしたが、子どもたちと一緒に約50分、楽しく見させていただきました。
人形劇の中でも糸操りが一番難しいと思うのですが、さすがに老舗の劇団さんでして細かい動きもめちゃめちゃしっかりされてました。
たった三人で同時に5,6体の操作されてるのすごすぎ…
小道具の使い方が面白い演目です。
糸操りの人形劇、あまり見たことなかったので見れて良かったです。
あとこれは人によるかもしれないんですが、人形劇は小さい子が一緒に見ていることが多くて、子どもたちがどんな反応をするのかも楽しみの一つです。
子どもたちの年齢にもよるんですが、大人では見られない素直な反応をするのでそれも芝居と併せての面白みの一つです。

とらまる人形劇ミュージアム

とらまる座を出てミュージアムは少し低い位置に建ってます。
そちらは2階建ての建物になっていて入ってすぐのところに受付がありますので先ほど購入したチケットを渡して中に入ります(こちらでもチケット購入ができます)。
館内は一部を除いてお写真禁止でした。
このミュージアム、なんと職員さんがお一人ついてきてくれてマンツーマンで説明してくれます(混んでいたらその限りではないかもしれませんが…)。
私は最初そのことをあまりわかっていなくて、ずっとついてきておしゃべりしてくれるなあ、お仕事の邪魔してないかなだいじょぶかな…って思ってました(大丈夫でした)。

入ってすぐの1階には私よりでかいピーターパンの操り人形が置かれていて、ひもを引いて動かしてみることができます。
また、人形劇用の舞台装置(何て名前か知らないんですが、四角く穴が開いてて、なんか紙芝居の装置みたいな家型のあれ)が置かれていて実際に自分で人形を操作してみることもできるようになっていました。
パペットと糸操り人形がありまして人型・動物型といろいろ試すことができました。
舞台装置もあるので、実際の操り手の視点も見ることができるのが面白いです。
(やはり糸操りは難しくって、劇団さんはすごいなあ…と)

お隣の部屋に移動すると、絵本のコーナーやいろんな昔話・おとぎ話のミニジオラマ(この造形も各地の劇団さんがつくってくれてるんですって!)、着せ替え人形などが置いてあって遊べるコーナーになっていました。
リバーシブル人形(って名称であってるのか…)がいくつかおいてあったのですが、白雪姫や赤ずきんなどの童話がその人形一つでお話しできるようになってます。
白雪姫めっちゃ可愛くて、リバーシブルで白雪姫⇔おばあさんだったんですが、白雪姫のスカートにぽっけがくるっとたくさんついてて、そこに7人の小人を収納できるようになってました…。小人を持ち運ぶ白雪…。

二階に上がって最初の部屋には天井まで高々と部屋一面に人形が積まれています。
これは過去公演で活躍した人形たちのようです。
詳しくは聞いてないんですけど、いろんな劇団さんの人形が置かれているようでした。
一つの劇団だけでなくいろんな劇団さんの人形が一堂に会してるのすごいのでは…?
(座付きの人形劇団もあったようなのでもしかしたらとらまる座さんだけかも…。違ったらすみません)
このお部屋は撮影可能でして、浮かれて職員さんに写真を撮ってもらいました。

お隣の部屋に行くと今度はいわゆるテレビ人形劇が体験できるセットが組まれていました。
ここで使われるのが棒遣い人形という体に棒がついていてセットの下から棒で人形を出して、手は指金で操作するタイプの人形です。
実際にカメラで映したモニター映像をみながらの人形操作体験ができました。
かがんで操作しないといけないからこれもまた大変…
前のエリアでもそうですが、実際に人形を触らせてもらえるので、どういった構造になっているのかやどんな素材なのかもしっかりばっちり見ることができて楽しいです。
普通に生きてて人形劇用の人形触ることあんまりないと思うので…。
(同様に、人形劇用の人形じゃなくても人形劇ってできるんだなあとも思います)

2階にはほかに回転舞台や伝統芸能的な人形なども展示してありました。
人形浄瑠璃の人形や国外の人形、影絵人形(どこの国のかは忘れてしまった)なんかもありました。
あとは実際にテレビ人形劇で過去放送された番組で使われた人形も。
世代的にめちゃめちゃ懐かしいものとギリ知らないものもありました。

おわりに

最後ちょっと駆け足で見てしまいましたが、めちゃめちゃ楽しい施設でした。
ミュージアムの職員さんがいろいろ解説もお話しもしてくれるので一人でも楽しく周ることができます。
一人だとなかなかセットに入り込んで人形操作してみよう、とまでならないですので…。
職員さんと終始一緒に遊んでる感じでした(結構長らく遊んでもらっちゃったのでやはりお仕事の邪魔はしたかもしれない)。
大人なので児童館には行ってませんが、そちらは中世ヨーロッパの街並みが1/2サイズで再現されていて自分も物語の世界に入り込むことができるようになっているようです。楽しそう!(別にいい大人でも行ってよかったやも)
人形劇にこんなに特化した施設もなかなかないのでとっても楽しかったです。おすすめ。

本日は以上です。

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