国内46都道府県の旅をしています。
この記事はその旅の記録ですが、どなたかの参考になると幸いです。
本州に渡るため苫小牧から名古屋まで太平洋フェリー「きそ」に乗りました。
その船内の事と所感です。
乗船まで
チケット予約
乗る日を決めたらチケットを取ります。
私は公式サイトからネットで取りました。インターフェースも見やすくて便利。
名古屋まで行く場合は2日に1便なのと、着くのが次の次の日の朝なので予定を組む際には注意が必要です。
車を乗せるとC客室が自動でついてきます。差額を払ってアップグレードも可能。
早割や学割もあるのでどれが安いかはサイト上で確認しながらどの割引を使うか決めます。
(予約画面で何の割引を適用するか選択でき、値段の確認もできます)
私は早割を使って、B寝台に変更しました。
出航日
出航の日になったら苫小牧港まで向かいます。
今回私は北海道から自分の車を持っていき旅をするので、自分の車で向かいます。
車の場合受付締め切りが出航の2時間前までなので余裕をもって向かいます。
車置き場に誘導の方がいるので指示された場所に一旦車を置きます。
私は初めてだったため最初どこに車を置くのかわからず一周してしまいました。係の方の指示をちゃんと聞けば問題ないかと思います。
車を指定場所に停めたら乗船受付を済ませます。受付時車検証が必要なので忘れず車から持っていきます。
搭乗券と車に掲げる到着港の紙をもらったら、指示された時間まで待機します。
フェリーターミナル内には小さな土産物屋さんや待合スペースもありました。車じゃない方はこちらから乗船するのでしょうか。
フェリーに乗った後は車には戻れませんので、この時間中に到着までに使いそうなものを分けておきます。
船内時間は3日あるので意外と色々なものが必要です。
・酔い止めの薬
船内でも売っていますが液体タイプの高いやつなので、お守りに持っていると安心…
・水(2L)
水道はあるので500mlのペットボトルでも。
・3日分のご飯、おやつ
5食分必要です。レストランなどもありますが毎食は高くつくので、何食分かはカップ麺やパンなど
をいくつか持ってくると良いと思います。
日用品も含め大体のものは船内でも売っていましたのであまり心配しすぎることはありませんが、船内価格なので物価は高めです。
車の中にあるのにな…とならないようにある程度は準備しておくと良さそうです。
乗船!
所定の時間までに準備をしたうえで車に戻っておきます。
係員の方が誘導してくれるので、指示に従い車を船に入れます。車
入った場所によりエレベーター番号が違うので、忘れないようにカードをもらっておきましょう(エレベーターの入り口に番号のかかれたカードがあります)。
忘れ物がないか最終確認をしたらエレベーターで客室へと上がります。
乗船手続き時にもらった搭乗券を係員に見せ、船内に入ります。
部屋の方向を何となく教えてくれたので、先に荷物を置きに向かいます。
私が泊った寝台は女性専用部屋だったため、カードキーで部屋に入れるようになっていました。
基本的にここから一時上陸までは何をしていても大丈夫です。
名古屋につく前に一度仙台に寄港しますが、この際一時上陸が可能です。時間は2時間程度。上陸を希望する場合は船内で手続きが必要なので時間のある時にやっておきます。
船内設備
・B寝台
上下に2つ寝台があるカプセルホテルタイプ。今回私は下側のベッドでした。
ロールカーテンの遮光が利いているので寝るのにも問題なかったです。
今回かなり空いており、14名入れる部屋に4人ほどしかいなかったため、真向いも上も空室でした。そのため音も気配も全く気になりませんでした。
混んでいる時だと少し手狭かもしれませんが、ドミトリーに泊まったことがあれば問題ないかと思います。
敷布団、薄めの掛布団、枕、蛍光灯、コンセント(一口)、タオルハンガーがついてます。
コンセントが一口しかないので、複数充電したい場合はタップが必要です。
ただ、船内フリースペースのいたるところにコンセントがあるので、夜中充電したいもの以外はご飯を食べながら等で事足りるかもしれません。
・大浴場
上陸30分前以外は基本いつでも入浴できます。
リンスインシャンプーとボディーソープが置いてありました。
洗面台には綿棒とドライヤーもあったのでタオルさえ持っていけば利用できます。
船の揺れに合わせて湯舟の中に波が立つので、実質海みたいな気分になります。一番酔うかも。
・売店
わりかしなんでも売ってます。日用品がしっかりそろってるのが安心安全。
ただし開いてる時間が限られているので注意が必要です。
・コーヒースタンド マーメイドクラブ
軽食の取り扱いがあって一番長く開いてました。
値段もお手頃。カレーがおいしいらしいです。
・展望デッキ
風が強いので出るときは防寒した方がいいです(でも半袖で出てきてるお父さんもいました)。
天気がいいと日の出がきれいに見えました。
・ラウンジ サザンクロス
私が乗った日は映画の上映をしていました。
上映時間が決まっていて案内板に掲示があるので、その時間に行けば映画が見られます。
出入り自由でした。
中は2、3人掛けのソファがずらっと並んでいます。スクリーンはそんなに大きくないです。
・自販機
清涼飲料水以外に、お酒やアイスの販売もありました。
・給湯室
電子レンジと給湯器、流しがあります。
カップ麺やお弁当はここで温められます。残り汁も流しに捨てて大丈夫でした。
・トイレ
トイレは船内に沢山あるので困ることはありません。
C客室、B寝台のような大部屋付近のトイレは個室数も多めにあり洗面所も広めにあります。
ドアがバタバタならないように強力磁石で止まるようになってるのがさすがフェリー。
エチケット袋がいたるところに置いてあるのもフェリーって感じ。
・その他
有料コインロッカー、カラオケ、ゲームコーナー、レストラン、喫煙室等があります。
ごみ箱もたくさん設置されていました。コインランドリーはありません。
船内の雰囲気
くつろぐスペースはたくさんあり、コンセントも自由に使えるので居場所に困ることはなかったです。
置いてある椅子が床に鎖でつなぎ留められていたり(全体的に重量もある)、ほとんどの椅子が防水加工っぽくなっているのが面白かった。重い分大きくゆったりしたつくりなので居心地も○。
ただ、船内Wi-Fiが使えなく、携帯の電波が入らない時間もかなり多かったのは困りました。
普段携帯ばかり見ているので何もできない時間が多かったです。
電波がなくてもできる暇つぶしがあると良いかと思います。
船内では皆さん思い思いに過ごされてました。
(なんでかあんまりわからなかったのですが)お酒飲んで過ごしてる方が圧倒的に多かったです。缶はもちろんウイスキーの瓶とタンブラー机に乗せてる人がたくさんいました、愉快でいいね(治安はよかったです)。
大きい船は揺れない、と聞いていたのですが、まあ普通に揺れます。
慣れればまあ、寝ちゃえばまあ、ではあるのですが、念のため酔い対策でお守り代わりに薬持っててよかったなあと思います。
あと私はうっすら酔っている状態だったのか、こういう場に慣れていないだけかわかりませんがいろんなことが億劫になって思考力が鈍っているなあという感じだったので、あまり船内での予定を詰めすぎないほうがいいと思います。
電波ないとかでなんもできない時間もありましたし…
下船!
着港前になると何度かアナウンスが流れます。
使ってた寝台と荷物を片してそれとなくロビーに集まります。
車を入れた場所によって降りていく場所も違うので、最初に上がってきた場所と同じエレベーターを使います。
車に入ったら下船誘導されるまで車で待機します。少し時間があるので船内で使ったものを軽く整理しながら待ちました。
順々に誘導されるので前の車について陸に上がります。
同乗者もいないためフェリーを出たらもうどこに寄ることもなく港を後にします。
本州に上陸し出発です。長旅お疲れさまでした。
所感
初めてのフェリーでしたが気持ちよく過ごせました!
混んでいる時期だとまた印象も変わってくるかもしれませんが、空間も広くフリースペースがめちゃめちゃたくさん用意されているのが大変ありがたかったです。
なれれば仕事とかも問題なくできると思います。
あとは船内Wi-Fi復活してくれると本当に便利になるので、ぜひお願いします…。
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