国内46都道府県の旅をしています。
この記事はその旅の記録ですが、どなたかの参考になると幸いです。
2024年4月26日に名古屋ガーデンふ頭で遊んできました。
これはその中の南極観測船ふじの紹介と所感です。
ガーデンふ頭は4施設共通チケットがありまして、他に水族館と博物館と展望室が見られます。
名古屋港水族館についてはこちらをご覧ください。
名古屋海洋博物館はこちらです。
乗船!
ガーデンふ頭に入ると真っ先に目に入るのがオレンジの船です。
これが南極観測船ふじ、しかも18年間も南極で活躍していた実物!! その内部を存分に探検できます!うれしいね!
船の前の広場にはジロタロちゃんの像もあります。
橋を渡って船内に入ると、中は観測船として使われていた設備がそのまま残されていて、各設備を見て回ることができます。各所に蝋人形(蝋ではないかも、実物大の人間の人形…)が置かれていて、当時の様子を再現しています。
まず入り口を入るとそこには食堂があります。船内は揺れるので、テーブルなどは床に固定されていました。調理場ものぞくことができます。
続く廊下には当時使われていた道具の展示が。
非常食につけられたメモが印象的…
廊下や各部屋も当時のものなのでいたるところに古さがにじんでいます。本当にこの船が使われていたのね、と。
色んな港に寄港していたようなのですが(補給のため?)寄港地での記念品も船内に飾られていました。日本はもちろん、外国のものもたくさんあったので、どこの国を通ったのか見るのも面白いかも。
個人の部屋は相部屋で簡素に机とベッドと棚くらいで狭いもの… と思っていたのですが、一般乗組員に居室もっときゅうきゅうで、100人程の人が等間隔に並んだ3段ベッド(一部2段)で寝ていたんだとか…
南極に入る前に待ち受ける暴風圏では45度も船が傾いたんですと…。
さらに進むとふじのエンジン部分をガラス越しに除くことができます。
ふじが氷を割り進んだ方法を映像で解説してくれます。
氷が暑くて割れないときは一度後退して全力で氷に体当たりしながら乗り上げることで船の重みで氷を割っていたんだとか。
何度もこれを繰り返すことで南極まで到達していたそうです。
この先を上っていくと南極博物館があります。
ここまでとはうって変わって近代的なホールです。
何のために南極の調査をしているのか・これまでの研究成果や、これまでの南極調査船の模型、シアター映像、動物のはく製なども展示されています。
実際に使用されていた雪上車も飾られています。
ところでふじも雪上車も隊員の防寒着も、なにかと様々なものがオレンジなんですがあれは白っぽい視界の中で一番目立ちやすいかららしいですね(調べたらアラートオレンジというらしいです)。
最後は甲板の方に出てきます。
緊急ヘリの中をのぞくことができます。年代を感じるぼろぼろさ…
最後に操舵室ものぞいて下船しました。
所感
このふじの船体、引退後どこかで活用しませんかって公募が行われて、いくつかの市町村等が手を挙げた中から名古屋港が選ばれたんだそう。(もしかすると北海道にあったかもしれない…)
乗組員さんもいろんな方がいただろうし、南極はいろんな土地とゆかりのある場所なのかもしれないな…
見なかったのですが、甲板のあたりに資料映像を流してる部屋がありました。まだまだ楽しめる余地があります。
船内廊下には当時のそのままらしき緊急斧などもあって細部をいくらでも見て回れます。医務室や美容室には人形模型もあり当時の雰囲気が感じられました。
南極、ひどく遠いあこがれの地、と思っていましたが、ロマンだけでない過酷さを感じます。
心なしか船内も揺れていたように思ったのですが、私がフェリー降りたてだったせいかもしれません。
それなりにじっくりまわって1時間半くらいでした。
本日は以上です。
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